
2013年06月13日
英国皇太子殿下ウェールズ公と英国政府が、違法な野生生物取引を終わらせるためのハイレベルな呼びかけをおこなう会合を開いた。違法取引は、自然界だけではなく、国家や地域の安全保障に対しても深刻な脅威となっている。
©European Parliament / Creative Commons
2013年06月10日
日本の野生生物保護にかかわる、重要な法律である「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」の改正法が、2013年6月4日に成立した。
トラフィックイーストアジアジャパンは、世界の生物多様性の保全に日本が積極的に貢献できるよう、種の保存法による野生生物の国内取引の管理に対する要望を長年おこなってきた。今回の改正により、成立以来20年にわたり指摘されてきた懸念点が、いくつか改善される見込みとなった。
©トラフィックイーストアジアジャパン
2013年04月26日
ロシアの首相ウラジミール・プーチンが、犯罪行為である絶滅のおそれのある種の密輸は、懲役刑を科せられることになる、という法案を国会に提出したことに続き、日本の環境省が、野生生物の違法取引の刑罰を1年から5年に引き上げる予定だと発表した。
©S Falkow / Creative Commons
【CITES-CoP16】会議情報:タイ政府が象牙の取引を終了することを宣言
2013年03月05日
3月3日にはじまった第16回ワシントン条約締約国会議の冒頭で、タイ政府のインラック・シナワット首相がスピーチをおこなった。首相はその中で、ゾウの保護に貢献する意思を表明し、タイが今後、象牙の取引を終了することを宣言した。
インラック首相の宣言を受けてトラフィックサウスイーストアジアの地域事務局長ウィリアム・シャイードラは「各国の政府は、この重要なワシントン条約締約国会議において、世界的な違法象牙取引に決定的な一撃を与える機会を得ることになる。しかし、すべての関係者に、何もしなかった場合の結末と、次に取るべきアクションの明確な第一歩が示されて初めて、この機会が活かされることになる」と語った。
2013年02月21日
野生生物取引を規制する国際機関は、毎年最大3万頭におよぶアフリカゾウを死傷させている象牙の違法取引に大きく加担している国々に対して、制裁を課すための手続きを開始するべきである。
©Dan Stiles
2012年12月13日
南アフリカとベトナムの両政府は、違法な野生生物の取引への対策を含め、生物多様性の保全に関する2国間の協力を強固にするための覚書に調印した。トラフィックとWWFは、この調印が、近年急激に悪化しているサイの密猟に対抗する上で極めて重要な転機になると見ている。
トラフィックは、違法な犀角の行き先の多くがベトナムであることを示した報告書を今年の8月にリリースしている。
報告書のダウンロードはこちらから(英語)→『The South Africa--Viet Nam Rhino Horn Trade Nexus: A deadly combination of institutional lapses, corrupt wildlife industry professionals and Asian crime syndicates』
©Martin Harvey / WWF-Canon
2012年12月10日
王立マレーシア税関は、国を経由するかつてない規模の象牙を押収した。見つかった象牙は、製材用木材の山をよそおった特設の木箱に隠されていた。
運搬のために「カシューの木製床材」と表示された2つの貨物が、取り押さえられ、調査された。木箱の上部を開けた後、およそ深さ1m程の隠しスペースの中に入った象牙を発見された。
© Elizabeth John / TRAFFIC
2012年12月10日
ペットを購入する消費者は、販売されている動物が合法的な飼育繁殖個体ではなく、実際は野生で捕獲された違法な個体であるという最近の傾向を知っておく必要がある。
©Hartmut Jungius / WWF-Canon
クリントン国務長官の呼びかけにより 米国政府がキャンペーンを展開
2012年12月03日
クリントン国務長官は12月4日を「野生生物保護の日」に定め、ゾウ、トラ、サイなど絶滅の危機に瀕した野生生物の違法取引を撲滅するための世界的なキャンペーンを展開しています。
2012年11月29日
米国国務長官ヒラリー・クリントンが、野生生物の不正取引を取り上げ、世界規模で影響のある国際問題として、その脅威について言及した。
ⓒWWF
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