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メルカリが象牙製品の取引を全面禁止

2017年11月10日

フリマアプリを運営する株式会社メルカリが、象牙製品の取引を禁止した。急成長を続けるインターネット上の象牙取引。中でも、CtoC(個人間商取引)市場が規制の大きな抜け穴になっていると指摘されるなか、今回のメルカリの判断は、eコマース企業が、野生生物取引の問題に真摯に向き合う姿勢として、歓迎すべきもの。日本政府はじめ国内関係者にも、違法取引を許さない厳しい対応が求められる。

© Martin Harvey / WWF

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【セミナー開催報告】ペット取引される爬虫類
-上野動物園×WWF・トラフィクセミナー-

2017年09月25日

2017年9月9日、トラフィックは、上野動物園にて「ペット取引される爬虫類」についてのセミナーを開催しました。生息地の開発や、ペットにするための捕獲、密輸により、絶滅の危機に瀕しているカメやトカゲなどの爬虫類。これらの動物は、密輸される途中で保護されても、多くは生息地に帰ることができません。なぜでしょうか?こうした日本のペットショップで販売される爬虫類の取引の現状と問題について、専門家が解説。参加者の疑問に答えました。

©トラフィック

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【セミナー開催のご案内】上野動物園×WWF・トラフィックセミナー
-ペット取引される爬虫類-

2017年08月23日

2017年9月9日、トラフィックは、上野動物園にて「ペット取引される爬虫類」についてのセミナーを開催します。動物園で飼育されている爬虫類の生態やペット人気の陰で絶滅の危機に瀕している種を守るための取り組みと、日本のペットショップで販売されている爬虫類の取引を巡る課題などを専門家が分かりやくお話しします。

© Michel Terrettaz / WWF

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日本におけるインターネットでの象牙取引、最新報告書発表

2017年08月08日

2017年8月8日、トラフィックは、日本の主要eコマースサイトでの象牙取引を調査した報告書を発表した。調査の結果、オンライン店舗のほか、ネットオークションや個人向けフリマサイトでも活発な取引が行なわれる中、現状の規制に大きな課題があることが明らかになった。今回の調査で、これまで不明瞭だった、特にインターネットを通じた象牙取引の一端が明らかになったことから、日本政府にはあらためて、違法取引を許さない包括的な規制措置を求めていく。

©Martin Harvey / WWF

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楽天がオンライン店舗での象牙製品販売を停止

2017年07月10日

楽天株式会社が楽天市場での象牙製品の販売行為を今後認めないことが明らかになった。現在、日本国内で合法的に販売されている象牙製品は、近年のアフリカゾウの密猟とは因果関係がないとされている。しかし、トラフィックの新たな調査でも、急成長を続けるeコマースを通じた象牙取引については、法律の整備が追いつかず、対応しきれない状況が続いていることが明らかになっており、トラフィックとWWFジャパンも厳しい措置を求めていた。日本のe-コマース企業の判断としては、大規模な今回の楽天の決定が、他企業にもより厳しい対応を迫るものとなることが期待される。

©Steve Morello / WWF

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大手輸送関連企業の代表たちが歴史的な宣言に調印、野生生物の違法取引ルート断絶に立ち上がる

2017年05月31日

2017年5月、海外で日本人が野生生物の密輸容疑で逮捕される事件が2件起こった。いずれも日本へ向けた飛行機に乗り込む前に空港で発覚し、スーツケースの詰め込まれた動物たちは救出された。密猟の現場から需要のある市場への輸送は、野生生物犯罪に不可欠なプロセスである。この違法取引ルートを絶つべく輸送セクターの企業が動きだした。

© Purple Lorikeet / Creative Commons Licence CC BY-SA 2.0

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中央アフリカ、違法な野生生物取引と闘う協力体制を強化(AFRICA-TWIX)

2017年05月12日

2017年4月コンゴ共和国のキンテレ(Kintélé)で、中央アフリカ諸国間の野生生物取引に係わる情報交換プラットフォーム「AFRICA-TWIX」のワークショップが開かれ、法執行官や国際NGOの代表50名以上が参加した。2日間のワークショップではトラフィックも講演を行い、野生生物の違法取引と闘うためには国境を超えた協力関係を確保することが重要であることを示した。
このワークショップ開催事前の3月には、施行1年目を迎えたAFRICA-TWIXの運用を評価する会議が開催されており、中央アフリカの法執行当局間の協力促進に大きな進展があることが示され、資金提供や参加国の追加などが確認された。

©TRAFFIC

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専門家、サイの国際的なDNA検査を強化することに合意(南アフリカ共和国)

2017年04月06日

2017年4月5日、南アフリカ共和国の裁判所が、犀角(サイの角)の国内取引が可能となる判断を下した。2015年以来、裁判所に異議を申し立てていた政府の訴えが最終的に却下されたことにより、2009年以来設置されていた国内取引のモラトリアムが無効となった。今後、南アフリカ国内での犀角の取引が可能となるため、更なる注力が必要となる。トラフィックでは、調査や科学捜査へのサポートを継続していく。

© Dr Cindy Harper

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レンジャーの命を守る新たな訓練ガイドライン

2017年02月09日

このたび、専門家チームによるレンジャーのための訓練ガイドライン一式が作成され、これを国際レンジャー連盟(The International Ranger Federation)、国際トラフォーラム(The Global Tiger Forum)、Thin Green Line Foundation、PAMS Foundation、WWFらが世界的に展開する。トラフィックもこれに提携する形で貢献している。

© Rohit Singh / WWF

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ユーロポールとトラフィック、環境犯罪と闘うため手を結ぶ

2017年02月02日

トラフィックは、2016年にユーロポール(欧州刑事警察機構)と覚書を結んだ。これは、環境犯罪、特に絶滅のおそれのある動植物の違法取引に対抗する両機関の連携を強化すると共に、情報交換や相互支援を円滑にしていくことを目標としている。2017年2月2日、さらなる協議を目的に、会談をおこなった。

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