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ゾウ取引情報システム(ETIS)の 最新報告書の日本語版がダウンロードできます

2011年09月20日
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110920ETIS.jpg ©Martin Harvey / WWF-Canon

【2011年9月20日 東京発】
 2010年3月に開催された第15回ワシントン条約締約国会議で提出されたゾウ取引情報システム(ETIS:Elephant Trade Information System)の分析結果に関する報告書の日本語版が完成した。

 ETISは、1997年にワシントン条約事務局が、象牙取引がゾウ個体群に与える影響を監視するため設立した2つの監視システムのうちのひとつである。トラフィックは、当事務局から委託されETISのデータ収集・分析をおこなっている。

 ETISの主な目的は、象牙や象製品の違法取引の状況や変化を調べ、附属書の移行や象牙取引再開、違法取引等の関係性を分析し、適切な保護策を策定する際の情報基盤を提供することである。ETISに保管されたデータに関し、「締約国会議ごとに包括的な報告」をおこなうことが定められているため、トラフィックイースト/サザンアフリカが本報告書を作成して、締約国会議に提出している。

 

ダウンロードはこちらから
『ゾウ取引情報システム(ETIS)と象牙の違法取引』(日本語訳版)

 


■関連情報

・第14回ワシントン条約締約国会議に提出されたCoP14 Doc53.2「象牙その他のゾウ標本の違法取引の監視に関する概要-ゾウ取引情報システム(ETIS)」和訳版

・第13回ワシントン条約締約国会議に提出されたCoP13 Doc29.2「象牙その他のゾウ標本の違法取引の監視に関する概要-ゾウ取引情報システム(ETIS)」和訳版

・野生生物ニュース: 違法な象牙取引が増加(2009年12月10日)

・その他「象牙」に関するニュース記事一覧

・その他「象牙」に関するレポート一覧

2011年09月20日
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