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このたび、フェアワイルド基準やその認証制度について基礎的な情報を収めたパンフレット『野生植物とわたしたちの暮らしを支えるフェアワイルド』が完成した。
薬品やアロマ、食品などに含まれるさまざまな成分の中には、植物に由来した成分が多く含まれている。しかし、一方でこのような特定の野生の植物が過剰に採集され、絶滅の危機に追い込まれるケースは少なくない。「フェアワイルド」は、こうした問題に対処できるよう、植物を採集、利用を持続可能な形でおこなうために作られた国際的な基準である。フェアワイルドはまた、野生植物を採集して暮らす現地の人々の生計を守ることにも配慮している。この基準は、「認証」制度を提供しており、ロゴマークをつけた商品がヨーロッパや北米で流通し始めたところである。
日本でも、漢方薬や香料、化粧品、香辛料、ハーブティーなどさまざまな用途で野生の植物が利用されている。日本においてもプロジェクト「日本の産業界が救うアジアの薬用・アロマティック植物」で、日本の企業が、このフェアワイルドを活用し、野生の薬用植物の原料について責任ある生産や調達を実施できるように提案している。同時に、消費者に対しては持続可能な形で調達された製品を求めるように働きかけていく。「環境に対する認識や、健康志向のライフスタイルへの欲求が日本人の消費者の間で高まるにつれて、こうした資源の持続可能な利用の推進がこれまで以上に重要になっている」と、トラフィックイーストアジアジャパンの金成かほるは言う。
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今回のパンフレットは、フェアワイルドが何を対象にしているのか、またフェアワイルド認証と他の認証の違いや、フェアワイルドへの参加の仕方、よくある質問にお答えするQ&Aなど、もっとも基礎的な情報をまとめた資料となっている。
フェアワイルドを知るための基礎的な資料となるこのパンフレットをぜひ一度ご覧いただき、実際にフェアワイルド基準導入を検討していただけることを、トラフィックは期待している。
■パンフレット『野生植物とわたしたちの暮らしを支えるフェアワイルド』のダウンロードや冊子の入手についてはこちら
※このパンフレットは日本経団連自然保護基金のご支援によって作成されました。
関連リンク
・フェアワイルドとは
・野生生物ニュース「日本の薬用植物産業界にとっても持続可能な調達は重要である」
関連ニュース
【CITES-CoP16】第16回ワシントン条約締約国会議:附属書改正提案について
2013年01月30日
3月3日~14日、タイのバンコクで開催される第16回ワシントン条約締約国会議に向けて、トラフィックイーストアジアジャパンは、数回のシリーズでワシントン条約関連情報を掲載する。
そのほか、詳しい情報はこちらから→http://www.trafficj.org/aboutcites/conference/cop16/
2013年01月25日
世界中で植物の多様性の喪失を阻止することを横断的な目標として掲げるCBDのプログラムのひとつであるGSPCの施行について、メキシコ、中米、カリブ海地域7ヵ国が集まり、話し合った。
© Gary Nored / Flickr Creative-Commons
【CITES-CoP16】第16回ワシントン条約締約国会議:附属書改正提案一覧
2012年11月14日
第16回ワシントン条約締約国会議に向けて、取引のルールを変更する各国の附属書改正案のリストが公表された。これらの改正提案は来年3月にバンコクでおこなわれる締約国会議で、政策や施行といった様々な議題とともに議論される。
トラフィックやプログラムパートナーであるIUCNはこの提案それぞれについて分析をおこない、これらの提案が生物学的および他の適切な基準に見合ったものかどうかを調べる。この分析に基づき、トラフィックはワシントン条約締約国会議の附属書改正提案に対する見解を準備し、会議に先立ち利用できるようにする。(随時ウエブに掲載予定)
ここでは、附属書改正提案が出されている種のリストと、その概略を紹介する。
2012年11月13日
フェアワイルド基準の利用が、政府の政策立案者を手助けし、野生植物の持続可能な利用を保証するために、民間部門に働きかけるためのツールとして、生物多様性条約のサイドイベントで取り上げられた。
©TRAFFIC
関連出版物
Pills, Powders, Vails, and Flakes: The Bear Bile Trade in Asia
発行:TRAFFIC Southeast Asia【2011年5月】 著者:Kaitlyn-Elizabeth Foley, Carrie J. Stengel, Chris R. Shepherd【英語】 pp. 67
The Trade and Use of Agarwood (Oudh) in the United Arab Emirates
発行:TRAFFIC Southeast Asia 【2010年10月発行】 著者:Marina Antonopoulou, James Compton, Lisa S. Perry and Razan Al-Mubarak Commissioned by the CITES Secretariat
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