
ホーム>野生生物ニュース>違法事例・法執行ニュース>日本人がハワイでカメの密輸
このニュースの記事は、日本が関係する野生生物取引に関する事件が国内外で起きていることについて知らせしているものです。その内容については外部の情報源からとりあげており、トラフィックはその内容の確実性、また情報源のページへのアクセスの継続性については責任を負わないことをご了承ください。 |
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AP通信の報道によれば、42頭のカメを米国に密輸しようとした日本人が起訴され、ハワイに拘留されている。この男性は8月31日に米国の地方裁判所の法廷に召喚されたという。
弁護士によれば、8月30日に日本からのフライトでホノルル国際空港に到着した際、カメをスーツケースに入れ、税関を通ろうとしたという。インドホシガメ、white-fronted box turtle、スッポンモドキといった種が含まれていた。
(Associate Press. 2010年9月4日[Japanese national charged in turtle smuggling case] http://www.hawaiinewsnow.com/global/story.asp?s=13098067(2010年9月13日閲覧))
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2017年9月9日、トラフィックは、上野動物園にて「ペット取引される爬虫類」についてのセミナーを開催しました。生息地の開発や、ペットにするための捕獲、密輸により、絶滅の危機に瀕しているカメやトカゲなどの爬虫類。これらの動物は、密輸される途中で保護されても、多くは生息地に帰ることができません。なぜでしょうか?こうした日本のペットショップで販売される爬虫類の取引の現状と問題について、専門家が解説。参加者の疑問に答えました。
©トラフィック
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©Keiko Tsunoda
2017年06月22日
2017年6月20日に象牙18本を違法取引した容疑で、都内の古物商と従業員、その顧客ら27人が書類送検されるという大規模な事件が報道された。世界では、ゾウの密猟と象牙の違法取引に歯止めをかけるため関係国が抜本的な対策に着手する中、日本国内の違法取引が意味するところとは何か。国内市場管理の問題点と、トラフィックとWWFジャパンが提言する国内違法象牙ゼロに向けた課題を紐解く。
@Martin Harvey / WWF
関連出版物
発効:トラフィック【2017年8月】 著者:北出智美【日本語】Briefing Paper
Chi Initiative BRIEFING PAPER World Rhino Day 2017
発行:Chi Initiative【2017年9月】 著者:TRAFFIC【英語】24pp