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【CBD-COP10】生物多様性条約会議 in 名古屋: 地球の「薬箱」を救え! 賢人が語る薬用植物の恩恵

2010年09月24日
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English >> side event on 22 October (CBD Secretariat's website)
The flyer can be downloaded.

 
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トラフィックは、10月に名古屋で開催される生物多様性条約締約国会議(CBD COP10)においてイベントを開催します。

 本イベントにおいては、世界の賢人を招いて、野生の薬用植物・アロマティック植物が私たちに与えてくれる恩恵についてご紹介します。そして野生の植物から得られる価値を持続的かつ公平、公正に配分できるよう「フェアワイルド」基準を提案します。

主な内容
・人々に利用される野生植物の経済的価値とは ‐中国長江上流地域からのケーススタディ
・植物の賢い利用 -自然の歴史を知る賢人からのお話
・フェアワイルド基準 -野生の薬用・アロマティック植物の持続可能な利用を目指して

フェワイルドや薬用植物の持続可能な採集について詳しくはこちら

開催概要
→ちらしのダウンロードはこちら

CBD COP10
会場外イベント
(生物多様性交流フェア会場内)

どなたにもご参加いただける
「トラフィックの薬用・アロマティック植物セミナー」

2010年10月19日 15時45分(15時30分開場)~17時30分 

場所:名古屋学院大学体育館(「生物多様性交流フェア」会場内)小会場1  →地図
言語:日本語/英語
参加費:無料
参加申込み:どなたでもご参加いただけます。人数把握のため参加ご希望の方はなるべく事前にお申込みください。Eメール又はFAXで、ご氏名・所属・連絡先・参加希望日を下記までお知らせください。

CBD COP10
会場内のイベント

CBD会議登録者向けのCBD COP10サイドイベント
「トラフィックの薬用・アロマティック植物セミナー」


2010年10月22日 18時15分~19時45分
※CBD COP10 サイドイベント COP10本会議への参加登録者向けです。

場所:名古屋国際会議場、COP10サイドイベント会場 2番ビル 3階 234A  →地図
言語:英語
参加費:無料
参加申込み: 人数把握のため、参加ご希望の方はなるべく事前にお申込みください。Eメール又はFAXで、ご氏名・所属・連絡先・参加希望日を下記までお知らせください。
主催

トラフィック

お問い合わせ
・申込先

トラフィックイーストアジアジャパン 
〒105-0014 東京都港区芝3-1-14日本生命赤羽橋ビル6階 WWFジャパン内
TEL: 03-3769-1716  FAX: 03-3769-1304 traffic@trafficj.org

本イベントは、日本経団連自然保護基金による資金のご支援により開催されます

※ご記入いただいた個人情報は、本セミナー運営のためにのみ使用いたします。ご記入は任意ですが、必要な情報のご記入がない場合、必要なお知らせができないことがございます。個人情報の利用目的の通知、開示、訂正、追加または削除、利用停止、消去及び第三者提供停止などのお問い合わせは個人情報保護係(privacy@wwf.or.jp、Tel: 03-3769-1719)にて承ります。財団法人世界自然保護基金ジャパン 個人情報保護管理者(事務局長)

 

講演者紹介

講演者は変更される可能性があります。ご了承ください。

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アンドリュー・ナイネネ・レレコイティエン氏

イヤク族のリーダー ケニヤ、ムコゴドの森から

イヤク族は東アフリカで狩猟採集や養蜂をして暮らす先住民族。中でも特に人々が利用する野生植物に造詣が深く、伝統知識を継承するリーダーの一人である。地域の生物多様性と持続的な経済発展の両立という課題にも取り組む。

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タシュカ・ヤワナワ氏

ヤワナワ族のチーフ ブラジル、アクレ州から

アマゾンの20万ヘクタールに広がる地域に住むヤワナワ族のリーダー。米国で言語、ビジネスを学んだ経験もあり、先住民のために世界各地で声を上げる若きチーフでもある。ヤワナワ族は染料となる植物「ウルク」の管理された生産をおこなうことでも知られている。

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張毅(ヅァン・イー)

中国伝統医療の医師 四川省中医薬科学院副理事

中国四川省から

中国チベットの伝統医薬の臨床や研究に長年携わり、造詣が深い。長江上流の地域で、危機に瀕した薬用植物の保全や持続可能な利用を目指すプロジェクトで地元の専門家として重要な役割を担う。

CBDseminar_Nastya.jpg

アナスタシア・ティモシャイナ

トラフィック

野生動植物の取引が自然環境を脅かさないよう、調査・監視をおこなう世界的ネットワーク。フェアワイルド発足時よりエコロジカルな側面の基準作りをサポートし、現在はフェアワイルドを推進するプロジェクトを世界各地で実施支援している。

 

2010年09月24日
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© R.Isotti, A.Cambone / Homo Ambiens / WWF

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