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「野生生物取引と私たちの暮らし-木材の話-」セミナー開催のご案内
わたしたちの暮らしは、多くの動植物の恩恵を受けて成り立っています。木材は、そのなかでももっとも重要な資源といえます。建材、家具、楽器など様々な目的に多くの種が利用されています。特に紅木やローズウッドなど高級木材とされる樹種は過剰な需要のため違法伐採や違法取引が後を絶ちません。
日本は木材・木材製品の一大輸入国として、野生生物である植物、特に木材種に大きな影響を与えています。
トラフィックは、先ごろ連携協定を結んだ国際熱帯木材機関(ITTO) 等の国際機関と協力し、木材の違法取引をなくし、森林資源の持続可能な利用がなされるよう調査・提言やトレーニング実施などの活動をしています。
今回のセミナーでは、トラフィックの木材プログラムのリーダーであるチェン・ヒン・ケオン(CHEN Hin Keong)とプログラムオフィサーの白石が、木材を巡る世界の動き、違法伐採の現状や終わったばかりのワシントン条約締約国会議の結果などをお伝えします。
私たちの生活に欠かせない木材についてきっと新しい発見があるはずです。
みなさんのご参加をお待ちしております!
内容 |
世界の木材はどのように取引され、規制されているか?日本との関わりは? 最新の情報をお届けします。 プログラム(仮) 16:45-17:15 ワシントン条約で保護される木材・植物種 17:15-17:30 質疑応答 |
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日時 | 2016年11月12日(土)15:00~17:30(14:30受付開始) | ||
場所 |
横浜ワールドポーターズ 6階会議室 |
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参加費 | 無料 | ||
定員 | 45名(定員になり次第締切) | ||
主催 | トラフィック | ||
後援 | 国際熱帯木材機関(ITTO) | ||
お申込み お問合せ |
お名前(フリガナ)、ご連絡先(Eメールまたは電話番号)、ご所属、お住いの市区を明記の上、メールまたはFAXにてお申込みください。 |
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スピーカー | |||
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チェン・ヒン・ケオン(CHEN Hin Keong) トラフィックの木材プログラムリーダーとしてマレーシアを拠点に、違法伐採撲滅や木材取引チェーンの透明化に尽力している。 |
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白石 広美 トラフィック・プログラムオフィサー。日本を拠点に、木材のほか日本に関わりのある野生生物取引の調査・提言活動に従事している |
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※ ご記入いただいた個人情報は、セミナーの運営管理及びこの取り組みに関するご意見をお伺いする等の問い合わせのためにのみ使用いたします。ご記入は任意ですが、必要な情報の記入がない場合はご連絡やお問合せが出来ないことがございます。個人情報の利用目的の通知、開示、訂正、追加または削除、利用停止、消去及び第三者提供停止などのお問い合わせは個人情報保護係(privacy@wwf.or.jp、Tel:03-3769-1719)にて承ります。 |
※ワシントン条約:正式名称「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」
※国際熱帯木材機関(ITTO):熱帯林資源の保全や熱帯樹種のワシントン条約施行改善に長年取り組んでいる国際機関
WWFジャパンのウェブサイトでもご案内しています → https://www.wwf.or.jp/join/action/event/2016/11/post_246.html
【木材関連記事】
木材に対するワシントン条約での確固たる支援
http://www.trafficj.org/press/forestry/n161003news.html
Goho-wood:日本における木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明制度の運用と課題
http://www.trafficj.org/press/forestry/j151221news.html
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