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「GREEN SAFARI」スタートのお知らせ
2010年は国連が定める「国際生物多様性年」。WWFジャパンでは5月、この生物多様性をテーマとした、参加型のオンライン自然保護プログラム「GREEN SAFARI(グリーンサファリ)」をスタートしました。
バーチャルな野生の世界を楽しみながら、リアルに生物多様性の保全に貢献できる。それが「GREEN SAFARI」の最大の特徴です。
ブログで広がれ!生物多様性の保全
「GREEN SAFARI)」のメインツールは、緑のブログパーツ。
自分のブログに貼りつけると、そこに現れるCGの野生生物の生態をサファリ感覚で観察することができます。しかも、長期間ブログに貼り続けるほど、動物の種類や出現の頻度が増え、こちらに近寄ってくるシーンを見ることができる設定になっています。
このブログパーツは、WWFジャパンの会員になると、ダウンロードできる仕組みになっており、実際、ユーザーの方々にお支払い頂いた会費は、WWFジャパンが実際に行なっている生物多様性保全のための活動資金として活かされることになります。
つまり、「GREEN SAFARI」に参加するユーザーが増えるほど、バーチャルな世界に緑が広がると同時に、WWFのリアルな活動に使われる資金が生まれ、地球の生態系保全を推進する力が強まっていく仕組みになっています。
「GREEN SAFARI」に参加してみませんか?
「生物多様性」とは、さまざまな生き物たちが互いに複雑なつながりを保ちつつ、地球というひとつの星に共存している状態のこと。そして、私たちの暮らしを根底から支えてくれているものでもあります。
「生物多様性」は、地球環境の保全を考える上で、最大のキーワードと言っても過言ではありません。
しかし今、この「生物多様性」が、急激に世界の各地で失われつつあります。
過去400年間に、わかっているだけで700種以上の野生生物が絶滅しました。ゾウやライオンといった、おなじみの野生動物たちも、多くが、絶滅の危機にさらされています。
そして、その背景には、私たちの目にはふれないような、小さな生きものたちの減少と、自然環境の悪化が進む、深刻な現状があるのです。
「GREEN SAFARI」は、地球環境を守るために何かしたいと願っている人たちに、新しい参加の機会を提供するプログラムです。
WWFは、「GREEN SAFARI」をとおして、この地球をわかちあっている野生生物への関心がさらに高まり、生物多様性保全への理解が広まっていくことを期待しています。
GREEN SAFARIウェブサイト
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