ホーム野生生物ニュースその他ニュース>【講座開催のご案内】東アジアにおける野生生物取引の実態

野生生物ニュース

【講座開催のご案内】東アジアにおける野生生物取引の実態

2015年11月20日
ソーシャルブックマーク はてなブックマーク yahooブックマーク livedoor del buzzurl
ツイート ツィート
Buzz GoogleBuzz
印刷 印刷

「東アジアにおける野生生物取引の実態」講座開催のご案内

©Martin Harvey/WWF-Canon

 わたしたちの暮らしは、多くの動植物の恩恵を受けて成り立っています。野生生物の利用目的は様々ですが、中には、その需要を満たすために密猟・密輸といった犯罪行為がおこなわれることもあり、野生生物の存続だけではなく、地域住民の安全までも脅かす深刻な問題となっています。

 違法な野生生物取引は、世界で年間190億ドル(約2兆円)に届く規模と推定され、ドラッグや人身売買などに並ぶ五大違法取引のひとつとされています。特に、ここ数年のゾウやサイの密猟・密輸件数は過去最悪とも言われ、世界レベルでの対策が進んでいます。「野生生物犯罪」は、国際問題として国際会議の議題としても取り上げられるようになっています。

 日本は、野生生物の一大消費国として、世界の生物多様性の保全に対して影響力を持ち、大きな責任を負っています。

 今回の講座では、野生生物取引に関する世界の動向と、東アジアの実態を中心に解説いたします。トラフィックの東アジア地域を統括しているヤニック・キュール(Yannick Kuehl)より最新の情報を提供いたします。

 今、野生生物の身に何が起こっているのか、日本の果たすべき役割とは。わたしたちひとりひとりの理解が非常に重要です。

 みなさんのご参加をお待ちしております!

内容 野生生物犯罪とは。ゾウ、サイの問題から、ペット取引など世界の動向と、アジアの状況を解説。また、野生生物犯罪に関する世界とトラフィックの取り組みを紹介。
日時 2015年12月2日(水)17:30~19:30(17:00受付開始)
場所

港区立エコプラザ

〒105-0013 港区浜松町1-13-1

(JR浜松町/大江戸線大門駅より徒歩5分)

[地図]  http://minato-ecoplaza.net/facility/access

参加費 無料
定員 50名(定員になり次第締切)
主催 トラフィック イーストアジア ジャパン、港区立エコプラザ

お申込み

お問い合わせ

お名前(フリガナ)、ご連絡先(Eメールまたは電話番号)、ご所属を明記の上、メールまたはFAXにてお申込みください。

   E-mail:TEASjapan@traffic.org FAX:03-3769-1717

お問い合わせ:トラフィック イーストアジア ジャパン TEASjapan@traffic.org

講師:ヤニック・キュール(Yannick Kuehl)

中国北部平原地帯の資源の持続可能な利 用に関する研究によって、ホーエンハイム大学および中国農業大学の農業経済学博士の学位を取得。大学の研究職やドイツ国際協力公社プロジェクトの専門家を務めたのち、2014年1月よりトラフィッ クの地域ダイレクターとして香港に拠点を置き、中国・日本・台湾・香港・インド・ネパールの活動を統括している。

※ ご記入いただいた個人情報は、講座の運営管理及びこの取り組みに関するご意見をお伺いする等の問い合わせのためにのみ使用いたします。ご記入は 任意ですが、必要な情報の記入がない場合はご連絡やお問合せが出来ないことがございます。個人情報の利用目的の通知、開示、訂正、追加または削除、利用停 止、消去及び第三者提供停止など のお問い合わせは個人情報保護係(privacy@wwf.or.jp、Tel:03-3769-1719)にて承ります。 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 個人情報保護管理者(事務局長) ★上記についてご同意いただいた上で個人情報をご記入ください。

講座案内のチラシ →  

2015年11月20日
ソーシャルブックマーク はてなブックマーク yahooブックマーク livedoor del buzzurl
ツイート ツィート
Buzz GoogleBuzz
印刷 印刷

関連ニュース

20170909_event_2.jpg

【セミナー開催報告】ペット取引される爬虫類
-上野動物園×WWF・トラフィクセミナー-

2017年09月25日

2017年9月9日、トラフィックは、上野動物園にて「ペット取引される爬虫類」についてのセミナーを開催しました。生息地の開発や、ペットにするための捕獲、密輸により、絶滅の危機に瀕しているカメやトカゲなどの爬虫類。これらの動物は、密輸される途中で保護されても、多くは生息地に帰ることができません。なぜでしょうか?こうした日本のペットショップで販売される爬虫類の取引の現状と問題について、専門家が解説。参加者の疑問に答えました。

©トラフィック

170830ivory.jpg

国内での象牙取引で違法事例再び
古物商ら12人が書類送検されるも不起訴に

2017年08月30日

2017年8月25日に象牙9本を違法に取引した容疑で、東京都内の古物商と従業員、その顧客ら12人が書類送検されるという事件が報道された。これは、6月20日に同じく18本の象牙を違法に取引した業者が書類送検された事件に続き、2017年で2件目の摘発となる。さらに29日には、不起訴処分となったことが明らかになった。世界では、ゾウの密猟と象牙の違法取引に歯止めをかけるため関係国が抜本的な対策に着手する中、日本国内で相次ぐ違法な象牙の取引。国内市場管理の問題点があらためて浮き彫りになっている。

©Martin Harvey / WWF

170909event.jpg

【セミナー開催のご案内】上野動物園×WWF・トラフィックセミナー
-ペット取引される爬虫類-

2017年08月23日

2017年9月9日、トラフィックは、上野動物園にて「ペット取引される爬虫類」についてのセミナーを開催します。動物園で飼育されている爬虫類の生態やペット人気の陰で絶滅の危機に瀕している種を守るための取り組みと、日本のペットショップで販売されている爬虫類の取引を巡る課題などを専門家が分かりやくお話しします。

© Michel Terrettaz / WWF

170808elephant.jpg

日本におけるインターネットでの象牙取引、最新報告書発表

2017年08月08日

2017年8月8日、トラフィックは、日本の主要eコマースサイトでの象牙取引を調査した報告書を発表した。調査の結果、オンライン店舗のほか、ネットオークションや個人向けフリマサイトでも活発な取引が行なわれる中、現状の規制に大きな課題があることが明らかになった。今回の調査で、これまで不明瞭だった、特にインターネットを通じた象牙取引の一端が明らかになったことから、日本政府にはあらためて、違法取引を許さない包括的な規制措置を求めていく。

©Martin Harvey / WWF

関連出版物

17_Briefing-Wildlife_Cybercrime_in_China.jpg

Wildlife Cybercrime in China:E-commerce and social media monitoring in 2016

発行:TRAFFIC【2017年5月】 著者:Yu Xiao, Jing Guan, Ling Xu【英語】Briefing Paper

1706traffic-rhodis-report-10_Feb_17-1.jpg

RhODIS® (Rhino DNA Index System): Collaborative Action Planning Workshop Proceedings

発行:TRAFFIC【2017年2月13日】 著者:Ross McEwing, Nick Ahlers【英語】30pp