
![]() ![]() 上:パネル展示の様子©TRAFFIC East Asia-Japan
下:インドで薬用植物(樹液)を採集している様子©Arpana Basappa |
日本のトラフィックが取り組んでいる活動を、薬用・アロマティック植物に焦点をあててご紹介します。
現在、世界で利用される薬用・アロマティック植物の2割以上が種の存続の危機に瀕しているといわれています。種の存続を守るために、原産地域における保 全活動と同時に消費地の市場、特に産業界による参画が重要視され始めています。今回はインドの採集地域と共同で日本市場において展開する活動について、野生植物の認証制度「フェアワイルド」とともにご紹介します。特にアジアから植物資源を輸入・利用している日本の消費者や企業に向けたメッセージをお伝えします。
パネル展も同時開催しています!
【地球の「薬箱」を救え!日本の消費とアジアの野生動植物】
日時:2011年6月20日(月)~7月1日(金)
午後1時~午後4時30分(土日祝閉館)
<写真パネル展概要>
私たちの暮らしを支える野生生物の利用について、野生生物の国際取引を規制するワシントン条約や、野生の動植物の持続可能な利用の取り組みなどを踏まえながら紹介します。
日時 | 2011年7月1日(金) 午後6時30分~午後8時 |
内容 | 【コーヒーアワー「世界の薬用植物保全の将来―日本に期待されるリーダーシップ」】 <話> 金成かほる (トラフィックイーストアジアジャパン シニアプログラムオフィサー) <概要> 現在、世界で利用される薬用・アロマティック植物の2割以上が種の存続の危機に瀕しているといわれています。種の存続をまもるために、原産地域における保全活動と同時に消費地の市場、特に産業界による参画が重要視され始めています。今回はインドの採集地域と共同で日本市場において展開する活動について、野生植物の認証制度「フェアワイルド」とともにご紹介します。特にアジアから植物資源を輸入・利用している日本の消費者や企業に向けたメッセージをお伝えします。 |
場所 | 世界銀行情報センター(PIC東京) 【地図】 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル1階(ロビー) 地下鉄三田線内幸町駅直結、日比谷線・千代田線・丸の内線霞ヶ関駅C3出口 |
参加費 | 無料 |
申し込み 方法 |
世界銀行東京事務所ウエブサイト上でお申込みいただくか、お名前、ご所属・団体、ご連絡先を「7月1日コーヒーアワー参加希望」と明記の上 ptokyo@worldbank.org宛にお送りください。 使用言語は日本語。 |
問合せ | PIC東京(世界銀行情報センター) E-mail: ptokyo@worldbank.org Tel:03-3597-6650 詳しくはこちら |
関連情報:
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