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中国へアフリカからの象牙の輸入が承認された

2008年07月15日
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中国は、南部アフリカ4ヵ国から政府の登録在庫の象牙の購入者として承認を得た©TRAFFIC
 
中国は、南部アフリカ4ヵ国から政府の登録在庫の象牙の購入者として承認を得た
© TRAFFIC
【スイス、ジュネーブ発 2008年7月15日】


 中国は、厳格な条件の下でおこなわれるアフリカゾウの象牙の一回限りの販売において購入者として認められた。これはスイスのジュネーブでおこなわれたワシントン条約の会議(常設委員会)において決定された。

 購入者として中国を承認することは、ワシントン条約の常設委員会のメンバーの完全な過半数を獲得した。決定は、会議の公式な書面記録に盛り込まれることで効力を発する。

 アフリカゾウの象牙取引に対する要請はもともと2002年のワシントン条約の締約国会議で認められたもので、2007年に新しい条件が加えられ修正された。今週おこなわれたワシントン条約の会議は、中国が取引相手として認められるかどうかの決定が委ねられていた。承認を得るために、中国は規制された販売を管理し、いかなる違法な国内象牙取引とも取り組むための適切な方策を実行していることについて、ワシントン条約を納得させなければならなかった。

 「中国は、違法な国内の象牙市場に対してかなりうまく行動してきた」とトラフィックイースト/サザンアフリカの事務局長、トム・ミリケンは言う。「今度中国は、他の国、特にゾウの密猟がはびこり、中国国籍の人々が象牙をその地域から外に出すことに加担してきたアフリカ中部に対しても、これらの国が同様にうまくやれるよう手助けすべきである。」

 中国政府は密猟や密輸および執行の問題に取り組むための国際協力を向上させる手助けができた。さらに海外にいる中国国籍の人々に対しても、時折公然とまた違法に象牙が販売されているアフリカ中部やアフリカ東部で象牙を買ったり本国に持ち帰ったりすることは違法であるという明瞭なメッセージを発信する保護に関する啓蒙プログラムにも協力してきた。

 「多くのアフリカの都市で公然と違法に象牙が売られているのを目にすると、これらは厳格に管理された一回限りの販売よりむしろ、さらにより強力に密猟や密輸の企てを奨励してしまいそうだ」WWFインターナショナルの種保全プログラムのスーザン・リーバーマン博士は言う。「ゾウの密猟を止めさせる唯一の方法は、違法な国内象牙市場を効果的に取り締まることである。」

 中国は、日本に加えて、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエのアフリカ南部4ヵ国から、登録された政府所有の象牙の在庫の一回限りの販売の入札に参加するためのワシントン条約の承認を得たことになる。

 販売の条件として、得られた利益は、ゾウの保護と地域社会の保全と開発プログラムを支援するための特別な資金となる。購入する国々は、その象牙が追跡可能でかつ国内市場内に留まるよう適切に管理していることを示さなければならない。象牙の販売を許されたアフリカの4ヵ国は、さらに競売を開催し、価格について合意する必要があり、これら象牙の輸送についてはワシントン条約の事務局によって注意深く監督されることになる。1999年には、およそ50 t の象牙の同様の販売で日本は500万米ドル(約5億2,000万円)支払った。

 「象牙の販売がおこなわれた後は、この販売が象牙の違法取引を増やすことにならないかどうかワシントン条約の監視システムによって追跡されることになる」とミリケンは言う。「1999年の前回のワシントン条約下での一回限りの販売に続き、その後の5年間は象牙の違法な取引は徐々に減っていった。わたしたちは今回も同様の結果が達成されることを期待する。」

 「WWFとトラフィックは、中国やアジアやアフリカのゾウの生息国も含めて、地球規模で意欲的に活動し、ゾウの違法な捕殺や象牙の違法取引を減少させる手助けとなれるよう活動していく。」

 

注釈
・トラフィックは、ワシントン条約の代わりとしてゾウ取引情報システム(ETIS)を運営している。世界中のゾウ製品の押収記録を使って、ETISは、象牙取引の限定的ないかなる再開についても、象牙の違法な取引やゾウの個体群に対して悪い影響を与えることがないかどうかを評価するため立ち上げられた総合的な情報システムである。ETISの最新の報告については、2007年のワシントン条約締約国会議において提出された。
(概要の和訳はこちらbtn_migi.gif 、原文はこちらからhttp://www.cites.org/eng/cop/14/doc/E14-53-2.pdf)

・1989年から1997年まで、すべてのゾウの個体群はワシントン条約の附属書 I に掲載されていて、象牙製品の商業的な国際取引については世界的に禁止されていた。それに次いで、ワシントン条約締約国は二度ほど、ゾウ個体群が附属書 II に移行されたアフリカ南部の4ヵ国(南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ)から、限定的な条件付きの一回限りの象牙の販売を認めた。

 


■詳細に関するお問い合わせ

Richard Thomas, Communications Co-ordinator, TRAFFIC, tel: + 44 1223 279 068, email: richard.thomas@traffic.org

Moira O'Brien-Malone, Head of Media Relations, WWF International, 1196 Gland, Switzerland, t + 41 22 364 9111, Mobile +41 79 377 7958, email: mobrien@wwfint.org


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