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-ウナギの持続可能な利用にむけて:東アジアでのウナギの生産・取引・消費の変化-」

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【ワークショップのご案内】「ウナギはどこへ?」
-ウナギの持続可能な利用にむけて:東アジアでのウナギの生産・取引・消費の変化-」

2015年06月25日
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ワークショップ開催のご案内
「ウナギはどこへ?」
-ウナギの持続可能な利用にむけて:東アジアでのウナギの生産・取引・消費の変化-

 2015年は2回の土用丑の日があり、ウナギ料理店やスーパーマーケットはもちろんコンビニエンスストアでもウナギの蒲焼を大々的に宣伝しています。ウナギは日本人にとって文化的にも商業的にも重要な魚です。しかし、日本をはじめとする東アジアに生息するニホンウナギ Anguilla japonica は2014年にIUCNのレッドリストで絶滅危惧種(EN)に指定されるなど、資源の減少が懸念されています。日本はウナギの消費量が世界一とされ、ウナギの生息国、消費国として責任ある取り組みが求められています。

 日本・中国・台湾・韓国では、ニホンウナギを含めたウナギの保全管理のため、協同した養殖管理の取り組みが開始されましたが、ウナギについては、まだ分からないことも多くあるため、手探りの状態が続いています。

 このような状況を踏まえ、トラフィックは東アジアにおける過去数十年のウナギの生産・取引・消費の動態の変化についての調査を実施しました。本ワークショップでは、調査の結果を紹介し、ウナギをめぐる現況を共有しながら、ウナギの持続的な利用に向けて、問題をどう捉えるべきなのか、消費者一人ひとりに何ができるのかを共に考えます。

 みなさんのご参加をお待ちしております!

内容

●トラフィックでおこなったウナギに関する市場調査の報告
「ウナギの持続可能な利用にむけて-東アジアでのウナギの生産・取引・消費の変化」
 発表者:トラフィック イーストアジア ジャパン・水産プログラムオフィサー 白石広美

●グループセッション
来場者の方々にも参加いただき、「消費」をテーマに様々なアイデアを出し合い、共有します。

日時 2015年7月30日(木) 18:30~20:00(18:00受付開始)
場所

港区立エコプラザ
〒105-0013 港区浜松町1-13-1
(JR浜松町/大江戸線大門駅より徒歩5分)
[地図]http://minato-ecoplaza.net/facility/access

参加費 無料
定員 40名 (定員になり次第締切)
共催 トラフィック イーストアジア ジャパン、港区立エコプラザ

お申込み
お問合せ

参加希望の方は、氏名(ふりがな)・所属・メールアドレス(または、電話番号)を下記アドレスまでご連絡ください。
TEASjapan@traffic.org
※FAXでのお申込みも承ります。FAX:03-3769-1717

※ご記入いただいた個人情報は、ワークショップの運営管理及びこの取り組みに関するご意見をお伺いする等の問い合わせのためにのみ使用いたします。ご記入は任意ですが、必要な情報の記入がない場合はご連絡やお問合せが出来ないことがございます。個人情報の利用目的の通知、開示、訂正、追加または削除、利用停止、消去及び第三者提供停止など のお問い合わせは個人情報保護係(privacy@wwf.or.jp、Tel:03-3769-1719)にて承ります。 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 個人情報保護管理者(事務局長) ★上記についてご同意いただいた上で個人情報をご記入ください。


2015年06月25日
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