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第13回ワシントン条約締約国会議が2004 年10月2日~14日にタイのバンコクで開かれる。そこで討議される附属書改正提案として、各国から50項目が提出された。それらを、トラフィックで一覧表にまとめた。概略なので、各項目の詳細に関しては、ワシントン条約事務局のサイトwww.cites.orgで確認されたい。
提案番号 | 提案に あがっている種 |
和名 | 提案の概略 |
---|---|---|---|
1 | 附属書の解釈に新しいパラグラフを追加。 | ||
2 | 附属書の解釈に新しいパラグラフを追加。 | ||
哺乳類 | |||
3 | Orcaella brevirostris | カワゴンドウ (イラワジイルカ) |
附属書II から附属書I に移行。 |
4 | Balaenoptera acutorostrata |
ミンククジラ | オホーツク海・西大平洋系群、北東太西洋系群、北大西洋中央部系群の附属書 I を附属書 II に移行。 |
5 | Lynx rufus | ボブキャット | 附属書II から削除。 |
6 | Panthera leo | ライオン | 附属書II から附属書I に移行。 |
7 | Loxodonta africana (Appendix II) |
アフリカゾウ (附属書II) |
ナミビアの個体群に関する注釈を以下を含むよう修正。 ・未加工象牙2,000kg の年間割当(自然死または管理に関連した死からの蓄積分); ・商業目的の加工した象牙製品の取引 ・商業目的のゾウの皮と毛の製品の取引 |
8 | Loxodonta africana (Appendix II) |
アフリカゾウ (附属書II) |
商業目的の皮製品の取引を認めるため、南アフリカの個体群についての注釈の修正。 |
9 | Ceratotherium simum simum |
ミナミシロサイ | 次の注釈をつけてスワジランドの個体群を附属書I から附属書II へ移行。 以下の国際取引を認めるという限定的な目的のため;a)適切で条件にあった目的地への生きた動物;およびb)ハンティング・トロフィー |
鳥類 | |||
10 | Haliaeetus leucocephalus |
ハクトウワシ | 附属書I から附属書II に移行。 |
11 | Cacatua sulphurea | コバタン | 附属書II から附属書I に移行。 |
12 | Agapornis roseicollis | コザクラインコ | 附属書II から削除。 |
13 | Amazona finschi | フジイロボウシインコ | 附属書II から附属書I に移行。 |
14 | Passerina ciris | ゴシキノジコ | 附属書II に掲載。 |
爬虫類 | |||
15 | Pyxis arachnoides | クモノスガメ | 附属書II から附属書I に移行。 |
16 | Malayemys spp. | ニシクイガメ属全種 | 附属書II に掲載。 |
17 | Malayemys subtrijuga |
ニシクイガメ | 附属書II に掲載。 |
18 | Notochelys spp. | ムツイタガメ属全種 | 附属書II に掲載。 |
19 | Notochelys platynota | ムツイタガメ | 附属書II に掲載。 |
20 | Amyda spp. | アジアスッポン属全種 | 附属書II に掲載。 |
21 | Carettochelyidae spp. | スッポンモドキ科全種 | 附属書II に掲載。 |
22 | Carettochelys insculpta |
スッポンモドキ | 附属書II に掲載。 |
23 | Chelodina mccordi | マッコードナガクビガメ | 附属書II に掲載。 |
24 | Crocodylus acutus | アメリカワニ | キューバの個体群を附属書I から附属書II に移行。 |
25 | Crocodylus niloticus | ナイルワニ | ナミビアの個体群を附属書I から附属書II に移行。 |
26 | Crocodylus niloticus | ナイルワニ | ザンビアの個体群を附属書II に維持し、548 以下の野生標本の年間輸出割当を条件とする。(ハンティングトロフィーおよび害獣駆除を含む)。この割当はランチング標本を含まない。 |
27 | Uroplatus spp. | ヘラオヤモリ属全種 | 附属書II に掲載。 |
28 | Langaha spp. | テングキノボリヘビ属全種 | 附属書II に掲載。 |
29 | Lycodryas citrinus | ヘビ科の一種 | 附属書II に掲載。 |
30 | Atheris desaixi | クサリヘビ科の一種 | 附属書II に掲載。 |
31 | Bitis worthingtoni | クサリヘビ科の一種 | 附属書II に掲載。 |
魚類 | |||
32 | Carcharodon carcharias |
ホオジロザメ | 附属書II に掲載。 |
33 | Cheilinus undulatus | メガネモチノウオ | 附属書II に掲載。 |
その他(無脊椎動物) | |||
34 | Ornithoptera spp., Trogonoptera spp. and Troides spp.in Appendix II. |
附属書II のトリバネ アゲハ属全種、アカエリトリバネアゲハ属全種、キシタアゲハ属全種 |
「sensu D’Abrera 」部分の注釈を削除。 |
35 | Lithophaga lithophaga |
イガイ科の一種 | 附属書II に掲載。 |
36 | Helioporidae spp., Tubiporidae spp., Scleractinia spp., Milleporidae spp.and Stylasteridae spp. |
アオサンゴ科全種、クダサンゴ科全種、イシサンゴ目全種、アナサンゴモドキ科全種、サンゴモドキ科全種 | 注釈の修正。 |
植物 | |||
37 | Hoodia spp. | フーディア属全種 | 下記の注釈をつけ附属書II に掲載: 「協定番号BW/NA/ZA xxxxxx の下でボツワナ/ナミビア/南アフリカのワシントン条約管理当局と共同で管理された収穫物および生産物によって得られたフーディア属の原料から作られている」というラベルの貼られたものを除くすべての部分と派生物 |
38 | Euphorbiaceae (Appendix II) |
トウダイグサ科 (附属書II ) |
注釈をつける。 |
39 | Euphorbiaceae (Appendix II) |
トウダイグサ科 (附属書II ) |
注釈をつける。 |
40 | Orchidaceae inAppendix II | 附属書II のラン科 | 注釈をつける。 |
41 | Orchidaceae inAppendix II | 附属書II のラン科 | 注釈をつける。 |
42 | Phalaenopsis hybrids(Appendix II) | ファレノプシス属の交配種(附属書II) | ファレノプシス属の交配種について附属書II のラン科の注釈の修正。 |
43 | Cattleya trianaei | カトレア・トリアネイ | 附属書I から附属書II に移行。 |
44 | Vanda coerulea | バンダ・セルレア | 附属書I から附属書II に移行。 |
45 | Cistanche deserticola (Appendix II) | ホンオニク (附属書II ) |
注釈#1 を加える。 |
46 | Dypsis decipiens (Chrysalidocarpus decipiens ) |
附属書II から附属書I に移行。 | |
47 | Taxus wallichiana | イチイ属の一種 | 注釈の修正。 |
48 | Taxus chinensis, T.cuspidata, T.fuana, T.sumatrana and all infraspecific taxa of these species |
イチイ属のTaxus chinensis,イチイ T.cuspidata,T.fuana, T.sumatrana とこれらの種以下のすべての分類群 |
以下の注釈を加えて、附属書II に掲載。 「次のものを除くすべての部分および派生物:a)種子および花粉;およびb)医薬品の完成品」 |
49 | Aquilaria spp.and Gyrinops spp. | アクイラリア属全種とGyrinops 属全種 | 附属書II に掲載。 |
50 | Gonystylus spp. | ゴニュステュルス属全種(ラミン) | 注釈 #1 をつけて附属書II に掲載。次のものを除くすべての部分および派生物:a)種子、胞子および花粉(花粉塊を含む)b)試験管中で固体または液体の培地によって作成された実生または組織培養体であって無菌の容器で輸送されたもの、およびc)人工的に増殖させた植物の切り花 |
(最終更新日2004年10月19日)