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ヒトもクマもどちらも大事。だから共存の道へ。

 ツキノワグマやヒグマをはじめ、世界中のほとんどのクマは、いま、絶滅の危険性があるといわれています。その主な原因は生息地の破壊ですが、クマは、クマノイなど人間にとって経済的価値の高い部分をもっているために需要が高まり、よけいに捕殺圧がかかってしまっています。絶滅させないために、世界では、クマをワシントン条約の附属書にリストアップし国際取引を規制したり、またIUCNレッドリストでも、ツキノワグマは絶滅のおそれのある種(危急種)に分類され、保護の機運が高まっています。 日本でも環境省が、ツキノワグマとヒグマの一部個体群を「絶滅のおそれのある地域個体群」としています。
 
  それにもかかわらず、日本のクマがおかれている状況は厳しいままです。10年以上も前から保護活動に頑張っている地元住民もいるのに、なかなか決定的な解決策がみつかっていないのが現実です。
でも、少しずつでも、ひとりでも、日本にすむヒトが、クマのことを誤解なく正しく理解し、関心を持ち、「ヒトとクマ、どっちが大事か」ではなくて、「ヒトもクマもどちらも大事」と思ってくれれば、道はひらけてくるのではないでしょうか。 日本でも、クマを守り、地元住民の生活も守るためのシステムや法整備を進めていきましょう。トラフィックイーストアジアジャパンもがんばります。 


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