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◆内容
世界で違法な伐採や取引が問題となっている世界の森林資源は、国際的に取引される野生動植物でもある。時には、過剰な取引により絶滅の危機に瀕しているとして、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約-ワシントン条約に掲載されている場合もある。トラフィックインターナショナルから出版された本報告書は、違法な伐採を阻止するために、ワシントン条約が、どのように有効活用されるべきか、またその可能性についてまとめたものである。
報告書中では、アレルセFitzroya cupresspodes、マラッカジンコウAquilaria malaccensis、ラミンGonystylus spp.、オオバマホガニーSwietenia macrophylla という4種の樹木種について、そのワシントン条約附属書に掲載された経緯や掲載の効果、課題などのケーススタディもおこなわれている。
本報告書は、2006年7月にトラフィックインターナショナルが発行した『THE ROLE OF CITES IN COMBATING ILLEGAL LOGGING - CURRENT AND POTENTIAL』を、トラフィックイーストアジアジャパンが訳した翻訳版です。
『違法伐採の阻止におけるワシントン条約の役割―現在と将来性』 (個人コピー用 PDFファイル)
和訳:トラフィックイーストアジアジャパン【2009年3月発行】55ページ
※英文(原文) 『THE ROLE OF CITES IN COMBATING ILLEGAL LOGGING - CURRENT AND POTENTIAL』発行:トラフィックインターナショナル 著者:チェン・ヒン・ケオン【2006年7月発行】