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TRAFFICの使命

野生生物の取引監視ネットワークであるTRAFFICは、野生動植物の取引が自然環境を脅かさないよう、調査・監視をおこなっています。

TRAFFICは、野生生物の取引に関する自然保護分野での第一人者として、中立的で信頼できる組織として高い評価を得てきました。 TRAFFICの設立は1976年にさかのぼります。以来、調査に基づき実践活動を重視した、最新の知見に基づく革新的で実際的な保護策の実現に努め、世界的ネットワークに成長してきました。現在、TRAFFICは世界のおよそ30ヵ国に拠点を持ち、100名近くのスタッフが活動しています。

TRAFFICの活動は、パートナーである世界自然保護基金(WWF)と国際自然保護連合(IUCN)のメンバーで構成されるTRAFFIC委員会によって統括されています。TRAFFICの活動の最大の目的は、これらの協力機関の活動の中の野生生物取引に関連した優先事項に貢献することにあります。TRAFFICはまた、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)」事務局と密接な協力関係を築いています。

zeb hogan /wwf-canon

TRAFFICの考え方

TRAFFICが目指すのは、野生動植物の取引が、生態系の完全性を損なうことなく持続可能なレベルで管理されている世界です。 またそれが、人々のニーズに大きく貢献し、地域経済や各国の経済を支え、 野生の動植物種とその生息環境の保全への機運を高める方法でおこなわれるのが望ましいと考えています。
トラフィックの目的は以下のとおりです

■希少種の保護
取引のために特定の野生動植物の存続がおびやかされないようにします。
■生態域の保全
取引によって特定地域の生物多様性がおびやかされないようにします。
■資源の確保
食物や薬など、人間が必要としている野生の動植物の利用が、将来にわたって維持できるよう支援します。
■国際協力
野生生物取引の管理についての国際的な条約や政策が、適切に実施されるよう支援します。

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