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第14回ワシントン条約締約国会議:
熱帯樹木に関する提案が暗礁にのりあげる


ivory carvings
スパニッシュシーダー
©WWF-Canon / James Frankham


トラフィックネットワーク報道発表 2007年6月7日

【オランダ、ハーグ】
第14回ワシントン条約締約国会議の4日目、欧州連合がラテンアメリカの熱帯樹木種のひとつであるチャンチン属Cedrelaの附属書 II への掲載提案を撤回した。ワシントン条約附属書 II 掲載種は厳格な条件のもとでの取引が許可されている。

 この動きは、アフリカのいくつかの国とカナダの支持を受けたすべてのラテンアメリカとカリブ諸国が、EUを代表したドイツによって提出されたこの木材の提案に対して、強い反対を示したことを受けたものだった。

 WWFとトラフィックは、提案への支持が広く得られなかったたことを批判し、絶滅のおそれのある樹木種の取引規制のより良い管理と措置を確保するための絶好の機会を逃したと考えている。

 「この機会を逃したことはどれほど残念なことか」とWWFコロンビアのXimena Barreraは言う。

 「私たちは、もうひとつの熱帯樹木であるオオバマホガニーの保全活動のための10年を無駄にした。なぜなら、オオバマホガニーをワシントン条約の附属書 II に掲載されるまでに10年もかかったからだ。その結果、今オオバマホガニーは商業的に絶滅寸前である。もし現在の伐採がそのまま続けば、同じことがCedrelaにも起こるだろう。」

 ラテンアメリカとカリブ海地域にはいくつかの種のチャンチン属Cedrelaが生育しているが、それらすべての種が、主に家具や軽量建築材として多量に伐採されている。うち1種であるスパニッシュシーダーCedrela odorataは、保護区や原生地域も含め、特に過剰伐採や生育地の喪失によって脅かされている。

 チャンチン属Cedrelaの個体群は、本来の生育域である国すべてにおいて著しく減少している。違法な伐採や取引が主にこれらを引き起こす誘因となっている。

 ラテンアメリカのいくつかの国々では、自発的にそれぞれの国のチャンチン属Cedrelaを附属書Vに掲載することができる。たとえそうなったとしてもそれでは十分ではないとWWFとトラフィックは考えている。

 「附属書 III では、現在のチャンチン属Cedreda伐採のレベルに対応するには明らかに不十分である」とトラフィックサウスアメリカの代表であるベルナルド・オーティスは言う。

 「附属書 II への掲載を遅らせることで、政府はまさに、もうひとつの樹種の未来を危険にさらしている。」

◆ 詳細に関するお問い合わせ

Richard Thomas,
Communications Coordinator at TRAFFIC International,
t +31 634163625 richard.thomas@trafficint.org

Joanna Benn,
Communications Manager, WWF Global Species Programme,
t +31 634 163140 jbenn@wwfspecies.org

Olivier van Bogaert,
WWF International's Press Office,
t +41 794773572 ovanbogaert@wwfint.org

注:第14回ワシントン条約締約国会議は2007年6月15日まで開催されています。附属書改正提案の最終結果に関しては、会議後にお知らせする予定ですので、ご確認ください。

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トラフィックイーストアジアジャパンの第14回ワシントン条約締約国会議のページはこちら⇒

 


(2007年6月11日更新)

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