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インドホシガメ取引がマレーシアの野生生物取引の法律改正の重要性を強調する

トラフィックネットワーク報道発表 2004年7月22日

Siberian Musk Deer Moschus moschiferus

【マレーシア、クアラルンプール】トラフィックによれば、マレー半島でエキゾチックペットへの需要が増えはじめ、ワシントン条約対象種の違法な輸入を引き起こしている。そのより明らかな取引のひとつがインドホシガメである。

トラフィックサウスイーストアジアのレポート「Demand Driven: The Trade in Indian Star Tortoises Geochelone elegans in Peninsular Malaysia ( Demand Driven: マレー半島におけるインドホシガメの取引)」では、生息国のインド、パキスタン、スリランカで保護されているにもかかわらずこの種がペットとして取引されてことを示している。トラフィックの調査員は、クアラルンプールにある 31 のペットショップや熱帯魚店を訪れ、それらの 77 %がインドホシガメを販売していることがわかった。この調査中、全部で 173 頭のインドホシガメがみつかった。

過去 10 年間にわたる経済発展によってマレーシアでは特に爬虫類などのエキゾチックペットの飼育ににわかに関心が高まった。爬虫類の多くはワシントン条約によって管理されているが、正規の許可書なしにマレーシアに密輸されている。

ワシントン条約の規制の履行にあたっては、マレーシア全土の様々な国際的なチェックポイントの取り締まり能力が試される。しかし、もしエキゾチックペットの貨物が税関を通過し密輸に成功した場合には、国際的、国家的な保護計画にかかわらず、法的規定の過失のために「マレーシア半島の野生生物に関する法令( 1972 )」にはエキゾチックな淡水カメやリクガメの種の取引を規制するための行政執行の権限がない。

「トラフィックは、 Department of Wildlife and National Parks (野生生物・国立公園局)と新しく設置された Ministry of Natural Resources and Environment (自然資源・環境省)の間で現在おこなわれている話し合いを含み、マレーシア政府が必要とする多くの法律改正に取り組んできた努力を称賛する。」とトラフィックサウスイーストアジアのジェームス・コンプトンは言う。「すべてのマレーシアの管轄区をまたがってワシントン条約の問題に取り組むためには連邦レベルや半島、サバやサラワクの関係当局との話し合いが必要である。 トラフィックは政府のより高いレベルがこの問題に取り組み、現在の法的枠組みの総合的な見直しの速度を上げることを、強く求める。」

トラフィックのレポートでは、具体的な法律改正の必要性やマレーシアにおける履行努力を改善する必要性に焦点をあてている。ワシントン条約の対象である爬虫類への同じような需要の問題は他のいくつかの東南アジア諸国にも見られる。

「インドホシガメは氷山の一角にすぎない。最近、インドのアナ国際空港においてクアラルンプール行きの乗客から 441 頭のインドホシガメが押収されたことは、この問題の現状を示している。」このレポートの共著者であるトラフィックサウスイーストアジアのクリス・シェファードは言う。「ほかにもマダガスカルのホウシャガメ、アフリカのヒョウモンガメなど、脅かされている淡水ガメ・リクガメ種がいて、マレーシアに違法に輸入され続けている。」

消費者に対するメッセージははっきりしている。トラフィックの調査員によると、 「爬虫類やペットに熱心な人(飼いたい人)は、購入前に動物の出所が合法かどうか常に問合せるべきだ。」シェファードはこうつけ加える。「違法に供給された種を買う者は、野生個体群に脅威を与え、絶滅にすら関与している。実際、無責任な購入がインドホシガメのような種の違法採取や違法取引を引き起こす原動力になっている。」

※トラフィックネットワークのサイトでレポート全文がダウンロードできます。
(個人コピー用)
Demand Driven: The Trade in Indian Star Tortoises Geochelone elegans in Peninsular Malaysia . トラフィックサウスイーストアジア作成

◆詳細に関するお問い合わせ
Chris Shepherd, Regional Programme officer for TRAFFIC Southeast Asia (in Malaysia)
tel:+603 78803940
email: cstsea@po.jaring.my

(2004年9月28日更新)

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