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2002. 7. 25
外国産カブトムシとクワガタムシの輸入が生態系を脅かす?
―トラフィックイーストアジアジャパン、適切な管理と規制を要望―

日本・東京発  WWF(世界自然保護基金)とIUCN(国際自然保護連合)の共同プログラムで、野生生物の国際取引をモニタリングしているトラフィックイーストアジアジャパン(以下トラフィック)は本日、外国産のカブトムシとクワガタムシの輸入に関する調査結果を報告し、適切な管理と規制の実施、および関連法の整備等を求める要望書を、環境省と農林水産省に提出した。

近年、外国産カブトムシおよびクワガタの生きた個体の輸入は、その飼育ブームを背景に急増している。昨年1年間に輸入されたカブトムシ・クワガタの数は68万個体、中には、植物防疫法が輸入を認めていない種や、原産国が輸出を禁止している種も含まれていた。

これは、トラフィックの調査によって明らかになったものである。関東・関西の計40店について実施されたこの調査では、少なくとも62種の外国産カブトムシおよびクワガタムシが販売されており、その輸出国は25カ国にのぼることが判明している。

カブトムシ・クワガタムシの輸入拡大は採集量の増加を呼び、原産国の生態系に重大な変化をもたらす可能性を含んでいる。さらに、飼いきれないなどの理由から、日本で外国産の昆虫が放される例が相次げば、日本固有の生態系へ深刻な影響を及ぼす外来種問題へと発展しかねない。

こうした問題点と調査結果に基づいて、トラフィックは、植物防疫法で輸入が認められていない種の持ち込みを厳しく監視すること、原産国で不正に輸出されたものについては日本国内での取引も禁止すること、生物の多様性を守るために“外来種対策法”を制定すること、関係者への普及啓発を行うことなど7点についての要望書を、環境省自然保護局野生生物課および、農林水産省生産局植物防疫課に対して提出した。

植物防疫法の厳正な適用、不正な取引を取り締まり、国内の生態系を維持するための具体的対策を早急に実現する必要性を強く訴える内容となっている。さらにトラフィックは、飼育愛好家に対して、外国産カブトムシ・クワガタムシを逃がしたり、種が異なるもの同士の交配をしないよう、呼びかけている。

★添付資料:

要望書「外国産カブトムシ・クワガタムシの輸入に関する要望」(pdf 24KB)

調査結果まとめ「外国産カブトムシ・クワガタムシの市場調査」(pdf 38KB)

 

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トラフィック イーストアジア ジャパン
e-mail:traffic@trafficj.org
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