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2009年3月23日 トラフィックネットワークNEWS

ピンク、はたまた赤? 宝石サンゴの未来に関する専門家の話し合い


 


アカサンゴの製品は高値がつく、しかし過剰漁獲によって多くの群体が危機的状況にさらされている。
© Crawford Allen / TRAFFIC

 

【中国、香港】
 
 サンゴの専門家が2009年3月16日から4日間にわたって香港に集まり、太平洋産のモモイロサンゴやアカサンゴなどの宝石サンゴの過剰漁獲をくい止める方法について話し合った。

 サンゴ科に属しているモモイロサンゴやアカサンゴは、数百万点の製品や数千kgが毎年宝飾品やその他収集品として国際的に取引されている。

 「商業的な漁獲が大規模におこなわれたため、いくつかの個体群の遺伝的な多様性は低下している」とトラフィックノースアメリカのアーニー・クーパーは言う。 「こうした漁獲によって、数百歳になる大きな成熟した群体が取り除かれ、小さく未成熟な群体が占有する個体群が形成されることになる。」

 これらの種は過剰な漁獲に対して特に弱い生活史を持っている。そしてそれらは寿命が長く、成長が極端に遅く、成熟も遅く、繁殖力も低い。

 さらに、いくつかの場所で漁獲するのに使用される装置は、非選択的で、破壊的で、またサンゴ類に依存している無脊椎動物をも壊してしまう。

 2007年6月に、ワシントン条約の締約国は、あと一歩というところで宝石サンゴを条約の附属書 II に掲載できなかった。サンゴを掲載するとした最初の決定が、無記名投票によって覆されたのだ。

 附属書 II へ掲載されることで、各国は宝石サンゴの積荷に適切なワシントン条約の書類を必要とし、その結果、国際取引を規制する取り組みを手助けすることになる。ワシントン条約の締約国は2010年にまた集まるが、宝石サンゴはまた再び議題に上る可能性もある。

 またこの会議では宝飾に使われるサンゴに関する識別ガイドを作る必要性についても話し合った。「もし執行担当者が取引されるサンゴの製品を識別できなかったら、適切な規制を執行することができない。そして保護を必要とする多くのサンゴについては識別できない状況である」とクーパーはコメントする。


(2009年4月27日更新)

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