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![]() 2006年5月15日 トラフィックネットワークNEWS
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【ベルギー、ブリュッセル】EU(欧州連合)は、2006年5月15日にキャビアの取引と販売に関する新しい規則を採択したと発表した。この新しい規制は、野生か養殖かにかかわらずチョウザメ由来のすべてのキャビアについて適用される。EUの市場に出回るキャビアの容器にはすべてラベルをつけなければならない。ラベルには特定の情報一式が含まれていて、小売業者や消費者がその製品の出所が合法的かどうか特定できるようになる。
新しい規制が導入されたことを歓迎すると、トラフィックヨーロッパの事務局長代行であるステファニー・タイレは言う。違法取引は、過剰漁獲とユーラシアのほとんどの水域でのチョウザメ種の重大な個体数の減少を招く。これは、希少で需要の高い高級食材の違法取引に対抗するための重要な手段となるだろう。
EUは、主要なキャビア消費市場の中で、3年前のワシントン条約で合意されたキャビアの統一ラベリングシステムをはじめて完全に施行した。
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チョウザメの計量 ©Vitaly Loyanich |
新たなCommission Regulationは、輸入や、EUの国内市場で販売用に再包装されるすべてのキャビアについて、漁獲年や再包装年、加工・再包装工場の登録番号や原産国などの特定の情報が一式記載されたラベルをつけることを義務づけている。
「現在すべてのEU加盟国は、新しい規制を十分に施行し、取引業者が適切なラベルを使うことを確実にする必要がある」とタイレは言う。「例えば、ラベルは、一度しか使えないように容器に貼り付けられなければならない。」
EUは、キャビアの最大の輸入地域である。1998年から2003年までにEUは合法的に550 t のキャビアを輸入しており、これは世界の取引量の46%にあたる。この間(1998〜2003年)国際取引されたと報告のある年間のキャビアの量は、1998年の300 t から2003年の100 t に急落した。2004年と2005年には、ワシントン条約がそれぞれ121 t 、97 t の輸出割当を設定し、2006年はわずか53 tであった。
「EUにおけるキャビアの違法取引は顕著である。2000年から2005年の間には、少なくとも12 t の密輸キャビアが押収された」とタイレは言う。「しかし、これはほんの氷山の一角にすぎない。実際のキャビアの違法取引のレベルはもっと高い。」
ヨーロッパのキャビアの輸入者から輸出者、卸売業者、小売業者まで、すべての人々は、新しいラベリングが必要であることに注意しなければならない。ラベリングは6月の中旬には効力を発する。「今、加盟国それぞれのワシントン条約管理当局がキャビアの取引業者と連動し、一般の人々にもキャビアの新しいラベリングシステムについて知らせることがカギである」タイレはさらにこう言う。「このことによって、究極的には、消費者がキャビア製品が合法か違法かを見分けることができるようにもなる。」
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チョウザメから取り出される卵 © Vitaly Loyanich |
これらの努力を支えるため、欧州委員会(European Commission)は6月27日〜29日に国際ワークショップを開催する。ここで主要なキャビアの生産・消費国からの100人以上の政府高官や法執行の専門家が一同に会し、キャビアの違法取引への対抗策について話し合われる。トラフィックは、専門的なアドバイスや手助けを欧州委員会に提供することで、このワークショップの開催を支援している。
新しいキャビアのラベリング規則は、現行のCommission Regulation (EC) No.1808/2001にとってかわる新たなCommission Regulationの一部である。Commission Regulation (EC) No.1808/2001は、2001年に採択され、取引を規制することで野生の動植物種の保護しているCouncil Regulation (EC) No 338/97の施行に関する詳細な規則を定めている。
◆詳細に関するお問い合わせ
Stephanie Theile, Acting Director, TRAFFIC Europe, tel. +32 2 3438258, email: stheile@traffic-europe.com
Maija Sirola, Communications Co-ordinator, TRAFFIC, tel. +44 1223 277427, email: maija.sirola@trafficint.org
(2006年5月24日更新)
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