![]() 2008年12月22日
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これは、世界的なホテル業界のリーディングカンパニーのひとつであるアコーグループが、IUCNと協力して作成した、ホテルの日常業務で取り組む生物資源の持続可能な利用に関するガイドラインである。このガイドにはトラフィック作成のファクトシートが含まれており、保護に関する問題や、どの野生生物種を選び、どの種を避けるべきかといったことに関してアドバイスしている。今回の日本語版ガイドのオリジナルである英語版『Biodiversity: My hotel in action - A guide to sustainable use of biological resources -』は2008年10月8日に開催されたIUCN世界自然保全会議にて発表されたものである。
「このガイドはホテル関係者のみならず、別の分野の業界に携わっている人々にとっても、生物多様性を自身の業務に関連づけるためのヒントとなるだろう」とトラフィックイーストアジアジャパンの代表である石原明子は言う。
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エコプロダクツ2009にて日本語版の発行を発表。写真はIUCN国際自然保護連合(IUCN)のグローバル・ポリシー・ユニット -日本プロジェクトオフィスのシニア・プロジェクト・オフィサーの古田尚也氏とトラフィックイーストアジアジャパンの石原明子代表。 © TRAFFIC East Asia-Japan |
客室のコットン製のタオルやシーツといったものから、レストランの食事や家具や建具に使われる木材にいたるまで、生物多様性に関係する製品はホテル内のいたるところにある。ホテルの外であっても、植物や動物によってホテルの共有スペースや庭が利用客にとって魅力的な場所となっていることもある。またホテルのエントランスを出れば、公園や緑の空間、海岸や自然の生息環境が利用客にレクリエーションや楽しみの場を提供している。こうした生物多様性とホテルのつながりが重要であることを認識し、このガイドは作成された。
「ホテルが環境への負荷を最小限にとどめ、生物多様性へ貢献できるよう手助けできるよう運営上のあらゆる領域における活動について特定した」とIUCNのビジネス・生物多様性プログラムのジュリア・カルボーネは言う。「ホテルは、このガイドの中の事例で紹介されているように、自然保護に有益な影響を与えることができる。」
「どこにホテルを建設するか、ホテルをどのように設計するか、エネルギー管理や水利用を効果的におこなうにはどうしたらよいか、廃棄物を適切に処理するにはどうしたらよいか、といったことを決めることについては、現在出版されている多くの書物に詳細が説明されている。しかし毎日の日常的なホテル営業の中で生物多様性に直接的に与える影響を少なくする方法について、今まで私たちが頼れる参考資料はなかった」とアコーのEnvironment Directorのパトリシア・コルティホ(Patricia Cortijo)は言う。
このガイドは、ホテルの主要な営業分野にもとづいて構成されている。スパや客室、ホテルのみやげもの店、ホテルの敷地や庭園を含め、レストラン、共有エリアなど。また周辺の地域社会とホテルが築く関係についても解説されている。このガイドは、これらの分野それぞれについて、ホテルの内部的に、またサプライヤー、利用客、地域社会と一緒に、なにができるかに焦点をあて、管理のヒントを提供している。またトラフィックのファクトシートが、その管理のヒントを補足している。
「マグロやサケからアジア特有の水産物、薬用・アロマティック植物、ホテルで飼育・栽培している生きた動物や植物、野生生物由来のみやげ物まで、レストランのシェフ、温泉などスパの管理者、インテリア・デザイナー、みやげ物店の店員が、どのような点に気をつけて購入決定をしたらよいかについて、このガイドで詳しく説明している」とトラフィックのコミュニケーション・コーディネーターのリチャード・トーマスは言う。
これは、フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発省(Ministry of Ecology, Energy, Sustainable Plannning and Development)およびフランスの外務省による資金面でのサポートにより完成した。
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■全文ダウンロードはこちら『生物多様性:ホテルでの取り組み−生物資源の持続可能な利用のためのガイド−』
■『Biodiversity: My hotel in action - A guide to sustainable use of biological resources -』オリジナル版(英語)全文ダウンロードはこちらから(トラフィックネットワークのウエブサイト)![]()
(2009年12月25日更新)
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